2020/8/28

【挑戦者】ソフトバンクグループ系と戦う「秘策」はある

谷口 健
NewsPicks 編集部 記者・編集者
フードデリバリー業界は、日本ではコロナをきっかけに急激に拡大し始めたばかりだが、世界を見渡すとすでに成長拡大期に入り、大規模な業界再編が起こっている。
その中で、存在が際立っているのが、孫正義氏が率いるソフトバンクグループだ。
同社が10兆円規模という巨大資本を運用する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は、Uber Eatsを展開する米ウーバー・テクノロジーズだけでなく、アメリカのフードデリバリー市場でシェア1位となった米ドアダッシュにも出資している。
さらに、ビジョン・ファンドは、中国の配車サービス最大手・滴滴出行(DiDi Chuxing)にも出資。滴滴出行は8月、「DiDiフード」という名前でフードデリバリー事業を大阪で正式に開始し、日本のフードデリバリー市場に参入した。