• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

マリでクーデター、大統領が辞任 政府と議会も解散

111
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    実は昨年の冬休みはマリに滞在しており、正月は首都バマコで迎えました。

    マリのGDP150位の世界最貧国の一つです。
    2013年まで北部のトゥアレグ人と南部のマンデ人の内戦が続き、それに乗じてマグレブ諸国のアルカーイダ(AQUIM)が北部を乗っ取ろうするなどし、その煽りで現在でも中北部全域に外務省の退避勧告が出されています。

    その為マリには未だ1万2000人の国連平和維持軍及び国連マリ復興ミッションの人員が駐留しています。
    しかしマリ中北部はいまだに治安が安定していないばかりか、首都バマコでさえ2015年にラディソンブルホテルがAQUIMに襲撃され20人が死亡、一昨年もバマコ近郊のリゾート、カンガバ・キャンプマンがイスラム原理主義者に襲撃されて5人が亡くなっています。
    私たちが泊まったホテルも鉄条網に囲まれ、武装した兵士が24時間警護に当たっている他、自動車爆弾などの特攻に備えるためか、障害物や土嚢が入り口には積まれていました。

    今回辞任したケイタ大統領は、2013年に大統領に就任しましたが、未払いになっていた軍の給与を支払い、フランスの助けを借りて一応内戦を収めるなどの手腕を発揮し、2018年に再選されています。
    しかし今年3月の総選挙を憲法裁判所が無効としたのに対し、裁判所の停止と議席を与党で独占すると言う強硬手段に出て激しい反発を買いました。
    これを機に経済悪化に伴う不満が重なり治安が急速に悪化し、野党は6月5日運動(M5)を組織して大規模デモを繰り返しました。
    今回のクーデターは、この6月5日運動に呼応して起こったものと推測されます。

    実は今回クーデターを起こしたカティ陸軍基地の部隊は2012年にもクーデターをおこし当時のトゥーレ大統領を辞任に追い込んでいます。
    しかしその際はフランス軍が介入し、軍部隊を排除。
    翌年ケイタ大統領が選出されています。

    今回も今後のマリの政局がどうなるかは、フランスの出方次第と言えるでしょう。

    (追記)
    誰も興味がないと思いますし、知ったところで何の役にも立たないと思いますが、ここまでのマリの歴史についてnoteに書いてみました。ご参考まで。
    https://note.com/batonz/n/n8ddca99dcd48


  • badge
    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    マリのイブラーヒーム・ケイタ大統領は、辞任を表明しました。もっとも、大統領と首相は、軍の基地に拘束されているようで、そこから辞任を表明させられた、ということになります。
     マリには、フランス軍が4千人ほど駐留しています。アル=カーイダやその連合勢力と戦うためということで、周辺のアフリカ諸国の軍と共にマリに駐留しています。実際、マリの北部の広域は、アル=カーイダや同盟したトゥアレグ族の占領下にあったり、あるいは彼らが内紛を起こす、といった状態が続いていて、南西部の首都バマコからの統治は及んでいません。
     しかし、フランス主導の対テロ戦争は、2013年から続いていますが、成果は挙がらず、マリ政府はやめたがっていました。加えて、経済は低調です。マリ政府は和平を結びたがっていました。
     今回のクー・デタを率いているサディオ・カマラ大佐は、研修ということでロシアに滞在していましたが、2週間前に帰国していました。マリでは、政府に退陣を求める大規模抗議行動が2019年から続いており、その声を受けて決起した、という格好になります。
     それでは、サディオ・カマラ大佐が全権を握るのかというと、まだわかりません。数万人規模で繰り返される反政府抗議行動を指導していたのは、イスラーム指導者、マフムード・ディコ氏です。軍が彼と組む可能性や、そもそも彼が黒幕である可能性もあります。
     フランスや周辺のアフリカ諸国は、このクー・デタを非難していますが、当面は、この両人の動きで、マリの新体制が決まるでしょう。


  • Degas Ltd. CEO

    このタイミングで、といった感じでしょうか。国連、アフリカ連合(AU)、EU他トップが批判しているくらいのザ・クーデター。一応民主的に2013年から大統領を務めているイブラヒム・ブバカール・ケイタ氏(aka IBK)。実は私も、IBK大統領とは昨年の訪日時に会談しており、今後の同国・サヘル地域の発展を約束したばかりだったので非常に残念。現地の人からしてみれば、このクーデター自体が民主的、と捉え正当化されており、経済と治安が悪化している中、同国が平和に成長することを願っています。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか