テスラ上場来高値更新、時価総額でP&G抜く-ウォルマート超え視野
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テスラは電気自動車メーカーではありますが、コアコンピテンスはリチウムイオンバッテリー技術です。ギガファクトリーの保有するバッテリー技術は他の追随を許さない圧倒的なもので、それが評価され、将来性が期待されているからこその株価上昇なのでしょう。
因みに以前、東工大の平井教授はリチウムイオンバッテリーについて「本来、電池は徐々に減っていくはずなので、突然残量がなくなるというのは、非常におかしな話です。これは、現在でも、電池の残量を計測できるセンサーすら、作ることができないことを意味しています。それだけリチウムイオン電池の中で起こっている現象はいまだによくわかっておらず、ブラックボックス状態なのです」と語られていました(東工大のウェブページより抜粋)。
今や生活のあらゆる場面で使われてるリチウムイオンバッテリーは、それくらい複雑なものであり、その分野で抜きんでた技術を持っているということこそが、テスラの強みなのだと思います。テスラって凄そうだけれど何が凄いのか、私が不勉強なだけかもしれないのですが、正直ピンとこないのです。
少し調べてみたのですが、こういう見解がありました。『ワイドレンズ』著者のロン・アドナ―による視点です。
( https://www.dhbr.net/articles/-/3418?page=2 )
つまり、凄いと思わせ続けることで人が集まり、お金が集まり段々凄くなる、ということなんでしょう。
株価が妥当かどうかは専門外なのでよくわかりませんが、P&Gよりも価値がある会社とは思いません。P&Gがないと生活が成り立たない可能性がありますが、テスラがなくても全く困りません。たかだか2年前、量産デスマーチ、キャッシュフロー危機で空売りされまくっていた。その時マスクが噛みついた先のひとつがブラックロック。世界最大最強ファンドが保有するテスラ株を空売り連中に貸株してぼろもうけの道具に使ってるとTweetで攻撃していた。その時の株価は今の7分の1.
2年たって、例えばいま世界で最も売れているETFはブラックロックのiシェアーズだが、そのシリーズのインパクト投資ETFの最大組入れ銘柄はテスラです。
ESG/SDGsブーム極まれりでインパクトファンドが乱立し100兆円単位の組み入れ総額。