航空機:コロナで需要消滅、開発費半減……三菱スペースジェット(旧MRJ)の開発現場で一体何が起こっているのか | 週刊エコノミスト Online
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日本の原発はもうかれこれ20〜30年、新設を経験していない。 2009年:北海道電力の泊3号、2006年:北陸電力の志賀2号、2005年:中部電力の浜岡5号、2002年:東北電力の女川2号が2000年代の完成で、残りは80〜90年代に建設された原発ばかり。
三菱重工はYS11以来、半世紀ぶりの民間機開発でこれだけトラブルが相次ぐのだから、原発の技術継承に影響が出ていることは想像がつく。
新しい原発の建設や製造に関する技術継承は止まり、いまある原発の運転と定期修理の経験、後継者の育成、廃炉のノウハウも積み上がらず、ただ放置するだけの原発が増え、高い責任感と使命感を持つ技術者が高齢化し、やがていなくなる。
そのタイムリミットはもうあと10年位しかない。そういう危機感が重電3社や電力会社、経産省、自民党の政治家にあるのだろうか。
追記 もうボタンを押せば動かせる島根3号、まだ建設途上で中断した青森の大間もありました。島根3号は日立製作所、大間は原子炉が日立、タービンが東芝です。いずれにせよ原発の技術継承のタイムリミットはあと10年です。