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中国は市場、社会、政治、司法のあらゆる分野で共産党が情報を集約し、中央の統制が効く社会信用体系を構築することを大きな目標にしていると聞き及びます。デジタル人民元が普及すれば、極端な話、あらゆる経済主体に中国人民銀行の口座を持たせて全てのカネの動きを掌握することも可能なわけで、目標は一気に到達に向かいそう。「北京や香港など一部の大都市圏での試験開始」とありますが、香港市民のカネの使い方をAIなど使って監視するだけで、大きな抵抗を招くことなく個人や企業の日々の行動が分かります。
デジタル人民元が一帯一路の国々や今では中国の勢力下にあるが如きアフリカ等に普及すれば、SWIFT等を通じて米国が介在して行われるドル決済の頚木から逃れることも可能です。
国内の監視を一段と強めるという点でも、ドルの基軸通貨の地位を脅かすという点でも、デジタル人民元の動きは加速するように感じます。米欧の対立が深まって、欧州もデジタル通貨の研究を進めているようです。基軸通貨たるドルを守るためかデジタル通貨に慎重な立場を維持するように見える米国は、この先、どんな対抗手段を取るものか・・・ (・・;
デジタル人民元の普及は、米国によるドル経済圏からの中国の締め出しに対する中国の対抗手段の一つとも考えられます。
ブレトンウッズ体制が崩れた現在でも、ドルは世界の基軸通貨としての地位を維持しており、ドル経済圏から締め出されれば、中国の国際的な経済活動は大きなダメージを受けることになります。
ここ数年、中国は人民元の国際化の動きを減速していましたが、米国の圧力が強まるとドル圏から締め出されるという危機感を強めているのでしょう。
今後、中国共産党は、中国国内の全ての人民の監視とコントロールの強化を進めるとともに、国際社会における人民元の影響力を高めるように、デジタル人民元の普及も進めると考えられます。