テスラはなぜトヨタを抜けたのか~そこにある「ストックビジネス」の肝とは
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今後のストックビジネスとして、ソフトウェアアップデートをサブスクという形で取るのはアリ。
昨今のIT業界はみんなその方向だから、そっちでは珍しくもなんともない。
しかし、クルマの場合生涯寿命が長い。
IT系技術はすぐ陳腐化する。この時間軸ギャップをどうするかが肝。
テスラは昨年FSD向けハードウェアとして、HW3.0にアップデートした。
それまでのHW2.5と比較して、以下の違いがある。
・NVIDIA製からテスラ内製へ
・CPU+GPU構成からNPU(ニューラルプロセッシングユニット)主体へ
コレによりハードウェア能力が飛躍的に上がったのだが、それを活かすにはコードを3.0向けに書き換えなければならない。
恐らくだが、現時点ではHW3.0の性能は生かさず、おまけのCPUにてHW2.5互換モード(エミュレート)で動かしてる為、機能の差はない。
しかし、遠くない将来、HW3.0向けに新しいコードを実装して機能追加するだろう。自動運転の為にはまだまだパワーが必要なのだ。
そしてHW2.5向けの機能追加やメンテナンスは終了するだろう。
つまり、クルマの生涯でソフトウェアアップデートだけでずっと最新の機能追加ができるはずは無い。
ココをどうするのか。
恐らくだが、旧式ハードウェアはどこかのタイミングでハードウェア有償交換が必要になるだろう。
この交換ができるようにユニバーサルな接続バスにしておく事、それがホントの肝だ。テスラを購入した方が毎月支払う費用は、
日本は
今の所“テスラ カード”(つまり充電料金の数千円。ガソリン代に相当。)で、日産リーフでも同じです。
FSDにしても一回支払い。購入時に支払うか、後から支払うかのどちらかです。
記者さんは想像を膨らませて描いているところがあるのでしょう。
ただ、今後はS/W、H/Wアップデートを月々サブスク徴収しても良いかもしれません。
8眼カメラ搭載車なら、H/W3.0へアップデートできる筈です。
EVにおいては、テスラは追いかけられる立場になりました。
今年からテスラより優れた性能のEVが数多く市場に出て来る事でしょう。
ガソリン車と性能を争っているときは、楽に性能で上回ることが出来ました。
しかし、同じEVでは性能面で優位に立てるとは限りません。
今後は、自社製チャージングステーション(スーパーチャージャー)が世界的に普及している事が競争優位を作り出していく事でしょう。