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ゲーム・アプリ 2020.08.14

SNSで人気「らくがきAR」今後の構想は? ディレクターインタビュー

クリエイティブ・スタジオ Whatever Inc.が制作したiPhone・iPad向けアプリ「らくがきAR」。描いた絵をアプリでスキャンすると、キャラクターがスマホのバーチャル空間上に浮かび上がり、周囲を動き回ります。

8月1日にアプリがリリースされると、SNSを中心に大きな話題に。App Store無料&有料アプリ総合ランキングでも1位を獲得しました。

MoguLive編集部は、らくがきARのクリエイティブディレクター 宗 佳広(そう・よしひろ)さんにインタビュー。「らくがきAR」の反響をどう受け止めているかや今後のアップデートの構想についてお聞きしました。

クリエイティブディレクター 宗 佳広さんインタビュー

――「らくがきAR」リリース後、SNSを中心に大きな話題となりました。この反響についての手応えや感想をお聞かせください。

宗:

素直にめちゃくちゃうれしい!!と同時に、とても驚いています。
元々プロトタイプの映像は公開していましたし、去年「デジタルえほんアワード」でグランプリも頂いていたコンテンツだったので、ここまで反響があるとは思って無くてびっくりしました。きちんとプロダクトとして作り上げて、皆さんの手に届いて本当に良かったです。
しかも、それが国内だけではなく、アジアを中心に海外でも有料Appで総合1位にランクインするとは・・・  

――そもそも「らくがきAR」はどういった経緯で発案され開発されたのでしょうか?アイデアのきっかけをお聞かせください。

宗:

私たちは、2010年の「撃墜王ゲーム」から始まって、「らくがき水族館」などの”らくがきシリーズ”を送り出していました。「らくがきAR」は、そこまでに培ったシステムと、AR KitというApple社が提供している機能をベースに開発したスマホアプリです。元々このプロトタイプ自体は2017年くらいからあったのですが、色々とあってなかなか皆様にお届けするレベルに引き上げる時間が取れなかったのです。ですが、今回のコロナ渦で、おうち時間が増えたお子様に楽しんで頂きたいと思い、一気にプロダクトとして配信できるレベルまで引き上げてリリースしました。

――「らくがきAR」を制作する上で特に力を入れたポイントやこだわったことがあれば、お聞かせください。

宗:

大きく2つあって、1つは、できるだけシンプルに、ワンタップでらくがきに命が吹き込まるような体験にしていること。もうひとつは、AR自体の特性ですが「自分の空間に自分の絵がいる」ことにより、親しみや愛着を持ってもらえるようになっている点です。

――Android版のリリース予定はいつ頃を想定されていますか? また今後のアップデート情報をお聞かせください。

宗:

Android版のリリースは検討はしているのですが、今はまだ正式なことは何も言えない感じです。ただ、沢山リクエストをいただいているので、出したい気持ちは大いにあります。
アップデートはまだまだ構想段階ですが、描いたらくがき同士を戦わせることができる対戦ゲームであったり、あとは音楽とも相性が良いと思うので、らくがきにダンスをさせたり、更にはAR上で自分も一緒に踊ったりと、色々なアイデアは既に出ています。

――今後の展開を楽しみにしています。ありがとうございました。


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