二度と戦争をしない――常に立ち戻る私の原点「8月15日」 - 田原総一朗
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日本が敗戦したとき、ことを押し進めてきた権力者の何人かが、次々と自らの未来をなくしたというのを、戦時ものの特番などで見聞きしたことがある。ドイツのヒトラーも同じだったという。
国民には犠牲を強いて、権力者はいき延びるのであれば、結局は彼らの利己主義に振り回されたのかと(そうした一面もあるだろうが)、ある意味で理解できるのだけど、そうではなく、最終的には権力者らも極端なところにいき着くということに、戦争の闇深さとおそろしさを感じる。
そして、いざ敗戦すると一転してメディアは、いわゆる戦犯たちを好奇の目で見るような報道をしていたようだ。
信じがたいことだが、逆に言えば、戦争とはこうして手のひらを返せるほど浅はかで、どうしても必要なわけではなかったということではないだろうか。
そんなことを考えていたので、まさにどんぴしゃりで、感慨深い記事でした。
100人がいれば100人が戦争は反対だというと思う。
でも二度と繰り返さないためには、やみくもに反対というのではなく、このようなことが起きてしまう原因、人々の心理をしっかり掘り下げて理解することが大切なのではないかと私は思う。