プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
コメント
注目のコメント
第91回アカデミー賞にノミネートした、『行き止まりの世界に生まれて』を監督した、ビン・リュー氏を取材しました。
本作は、監督であるビン氏が、イリノイ州・ロックフォードに住むスケート仲間二人と自分を12年間撮り続けた物をドキュメンタリー風に仕立てた作品です。
ラストベルトを描いた作品は、「ヒルビリー・エレジー」他、たくさんありますが、本作も、思わず涙しそうな、心温まる作品です。
絶望と、無力感に打ちのめされても、それでも人間は前を向ける、という姿を見せてくれるのは、アメリカ的な楽観主義の表れであるとともに、心洗われます。
劇中でフォーカスされるのは、良い意味で本当に普通の、好青年たちです。そんな彼らが、なぜここまで不確かな将来に絶望感を感じざるをえないのか。もちろん、要因はたくさんあるのでしょうが、単に青年期特有の「メランコリック」な様、とはとても思えない何かがあります。
「アメリカンドリームが死んだ街」からアメリカンドリームを体現した、ビン監督。取材は、とても刺激的な1時間弱でした。アメリカの現実を見せてくれるドキュメンタリー映画でありながら、今の時代、どの国でも共感できるテーマがたくさん入っていて色々考えさせてくれる映画だと思います。家族との関係(家庭内暴力)、マイノリティ問題、若者の絶望、貧困など。。
一つの作品として伝えたいメッセージがしっかり入っていることと、映画が持つリアリティは、今の時代にあってると思いますし、作り手が若いからこそより心に刺さる部分もありますね。早く見たいです。「インターネットの誕生により、政治が「ハッシュタグ的」になり、極端な1つの方向に行き過ぎて、対話がしにくくなった。人々は、よりバラバラになったように思います。」という社会的課題に対し、「もっとお互いに、話し合って、人と繋がる道を選ぼう」と呼びかけるドキュメンタリー。それをスケボー仲間を通して語る。楽しみです。
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
新着オリジナル記事
- 1405Picks