米、孔子学院は外交使節団 大学で中国の政治宣伝
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ポンペオ国務長官が米首都ワシントンに拠点を置く孔子学院米国センターを中国の外交使節団と指定することを決めた。トランプ政権以前から米大学の孔子学院の教育内容には米国内で異論が出ていた。教育現場では「天安門事件を語らない」とか「新疆ウイグルについては議論しない」とかの不文律があった。孔子学院の経費の大部分が中国の国家予算から出ていること、大学内に設置された機関であることから、米国内では閉鎖される方向にあった。日本国内の都市にあるアメリカンセンターとかブリティッシュカウンセルとは性格が違う。今回の米政府の決定で世界の孔子学院の閉鎖が加速するだろう。日本国内の13の大学が学内に設置している孔子学院はどうなるのかに注目。欧州の大学では孔子学院の設置や拡張のために東アジアや日本を研究する部門が閉鎖されたり、予算が削減されたり、講座がなくなったりしてきた。ようやく米国政府が重い腰をあげはじめたということ。トランプさんの「乱暴な対中姿勢の結果」というわけではない。