2020/8/14

「バン(車)ライフ」がもたらす、移動式コミュニティの時代

The New York Times
自動Pickロボット

新興企業「キボ」の挑戦

「今どこに住むべきか?」──この問いへの答えが「いろんな場所」や「どこでもない」だとしたら?
キボ(Kibbo)は、アメリカで活況を呈している「バンライフ・ビジネス」のスタートアップ。会員にバン(キャンピングカーやトレーラーハウス)を貸し出し、彼らが交流できるコミュニティをつくっている。
まずは、貸し出したバンを停めておける広大なスペースを用意するのが同社の計画だ。第一弾として、9月にカリフォルニア州のオーハイとビッグサー、ユタ州のザイオン、アートフェストバル「バーニングマン」の開催地として知られるネバダ州のブラックロック砂漠に、施設がオープンすることになっている。
これらの施設(キャンプ場あるいはトレーラーパークとでも呼ぶべきか)には、共同生活のためのスペースを意識してデザインされた「ハブ(クラブハウス)」があり、Wi-Fi、複数のトイレ、共有の食べ物が用意されたキッチンが備えられている。
キボでレンタルできる、メルセデス・ベンツ「スプリンター」(写真:Kibbo提供)

「都市型トレーラーパーク」を提案