「Google Lens」に数式解答機能が追加。パンデミック下の家庭学習サポートを強化
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注目のコメント
10年くらい前、Google Gogglesで数独が自動的に解けてしまうなんてのが話題になったのを思い出しました。
問題の答えや解き方がわからないときに補助的に使うには便利そう。また、先生にとっては採点も自動でできる様になるかもしれませんね。
ただ、この様な技術が出てきたからと言って暗算や暗記系の学習が無意味になるかと言うと、私はそうは思っていません。脊髄反射できるまで訓練したものは、その後にもきっと役に立ちます。スポーツや音楽で「やり方さえわかればいいから反復練習はいらない」とならないのと同じです。
具体的に学校で学ぶ内容がそのまま社会で使えるという意味で言っているのではありません。例えば、大学の工学部では「線形化」という概念を習います。多くの電気回路や機械で重要な考え方です。これはどんなに複雑な非線形システムであっても、微小信号を考えると線形システムとして考える事ができるので解析的に解くことができるとする考え方です。トランジスタを用いた簡単な音響アンプなどはこの概念を使っています。このときに必要になるのは微分の考え方で、そのときにGoogle先生に微分を解いてもらっていては話にならないのです。また、工学部では指数関数を多用しますがこれは何度微分しても同じ表現形式のままで便利だから。これは手を動かして自分で計算してみて初めて身につく感覚だと思います。
すみません、コメントがマニアックになりました。
The New Google Goggles Solves Sudoku Puzzles
https://www.youtube.com/watch?v=tgIhm6spFFs暗記系、積み上げ系の学習は、人間が関与する必要がどんどん無くなっていくことを象徴したプロダクト。
アメリカよりは、日本の方が重要がありそう。
機械が解けない問題や、機械が提供する解説がわからない時に人が出ていけば良い。
なので、五年ほど前から思っていたのですが、10人くらいの先生が待機して、全国からまばらに来る機械の解説では理解不可な生徒たちの質問にオンラインで答えるという未来が確実に来る。
アメリカには九九がなく、日本では基礎とされていることが出来ない一方で、ディスカッション中心の授業で「答えのない問い」を考える力がついているので、このようなテクノロジーによるチート機能が対応するには、まだまだエンジニア側の研鑽が必要。