コロナ禍でコンビニの野菜販売が定着したワケ
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コロナ禍の自粛中に自宅で調理する機会が増えたのは確かだと思いますが、以前からスーパーマーケットや道の駅(特に都市部近郊)では大量&ビッグサイズで販売されている野菜や肉が売れなくなり、コンビニのカット野菜&少量販売に市場を奪われていました。
この要因として高齢化社会と一人世帯の増加があります。どれだけ安く販売されていたとしても使いきれない量を購入するのは抵抗があります。最近はコンビニだけでなく、スーパーマーケットでも使い切りサイズの商品が増えてきました。今後、高齢者が激増する都市部の方がこれまで以上にお一人様サイズの商品には需要がありそうです。コンビニの野菜売場の写真をもう少しボリュームの出ているものにして欲しかった。コンビニの野菜売場と言うと都心や田舎はイマイチ。都心郊外になると結構大々的にやっている店舗が出てくる印象です。
コンビニの野菜販売では、グループにローソン100を抱えるローソンが品揃えやインフラとしては1番整っている印象。ただ、実質問題、まだまだ発展途上。記事写真にあるような数売ってても、十分な売上にも集客にもなりません。アボカド2個入りを一袋陳列して、どーするんだと。
コンビニの野菜の主力はカット野菜で、ホール野菜什器を置いている店であっても、その陳列の状態はなかなか寂しくはあります。販売効率/陳列効率が悪いと言うのもあるとは思います。販売が少ないので陳列数は最小限なりますが、それでも廃棄になる場合もある。また、写真のように陳列したとして、在庫金額いくらですか?大きい上に単価もそこまで高く無いので、販売効率(坪当たり売上高とか)は、どうしても低くなります。
記事にあるように、大々的にやっている店舗では、それぞれの店舗が野菜問屋と個別に契約して野菜を持ってきてもらっている感じかと。今後に期待。24h営業問題から悪い話ばかり続いたコンビニ業界に久々の朗報。スーパーやアマゾンフレッシュ等との業界の垣根を超えた混沌とした競争が本格化します。
少子高齢化で商圏の小型化が進みますので、野菜の小量販売は支持されるでしょう。大手コンビニの親会社である総合商社の調達力を考えると、次は精肉かなと思います。