[ナイロビ 10日 ロイター] - インド洋の島国モーリシャスの沖合で先月下旬に座礁した商船三井<9104.T>の貨物船「わかしお」について、ジャグナット首相は10日、船体からの重油流出は停止したものの、依然として「最悪のシナリオ」に備える必要があるという考えを示した。

ジャグナット首相は、破損した燃料タンク1基からの流出は止まったが、まだ他の燃料タンク2基に2000トンの重油が残っているとした上で「船体に複数の亀裂が確認されており、非常に深刻な事態に直面している。最悪のシナリオに備えるべきで、船体がいずれ崩壊することは明白だ」と語った。