2020/8/11

【オーストラリア】厳格化する「コロナ第2波対策」が招く混乱

The New York Times
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様変わりした「第2の都市」
オーストラリア第2の都市メルボルンでは、新型コロナウイルスの感染者数が再拡大したことを受けて、世界で最も厳しい制限措置の導入に踏み切った。
同市のケースは、世界各地の都市部に住む人々が、今後直面することになる事態を垣間見せるものかもしれない。
メルボルンで新たに導入されたロックダウンは、前回のロックダウンの成功に味をしめたものだ。オーストラリアは、6月の段階でウイルスに勝ったと考えていた。
しかしその後、ホテルの検疫プログラムにほころびが生じた。海外から帰国した旅行者が、メルボルンのホテルの守衛にウイルスをうつし、そこから感染が広がったのだ。
7月下旬にマスクの着用が義務化されてからも、感染の拡大は止まらなかった。負の連鎖を断ち切ろうと当局が奮闘する中、メルボルンの街は大規模な取り締まりと、数々の罰則によって様変わりしつつある。
ロックダウンに従わない市民には高額な罰金が科せられる一方で、細かい例外もたくさんある。その複雑さが街を沈黙させ、「それで結局、○○するのは大丈夫なのか?」という質問のバリエーションを無限に生み出している。
メルボルンの中心的存在、フリンダース・ストリート駅周辺からも人けが消えた(Quinn Rooney/Getty Images)