新党名は代表選と同時に投票 立民、国民に提案 合流協議大詰め
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代表選で「候補者がそれぞれ希望の党名を訴えて投票で決める方式」であれば、同じ投票でも「民主党」より「立憲民主党」の党名の方が有利になる可能性が高そうだ。
純粋に党名を投票にかけるだけであれば、立憲民主党所属でも「民主党」などの党名に投票する人は一定数現れるだろう。対して、代表選の候補者とセットとなると、踏み絵的な機能が強く働いて、立憲議員は「立憲民主党を掲げる枝野氏」に投票せざるを得ないのではないか。
民主的な投票で決めるべきだという玉木氏の要求を逆手に取って、立憲民主党の名前を残そうという努力に見える。率直に言って、かなりトリッキーな提案だ。
加えて、代表選が党の政策などの方向性ではなく、党名を争点にしたものにもなりかねない。玉木氏も難色を示したと報じられているが、努力のポイントが違うのではないかと感じる。長いことかかった民主系合流問題。衆院議員任期もあと1年余りなので、解散総選挙に備えて態勢を整えるには、やはり希望の党騒動で分裂する前の状態に戻すのが基本形です。そこに社民党が加わるかどうか。非自民陣営では常に右か左かといったイデオロギー対立が表面化しがちですが、国民のための政治を行うには、何か特定の主義主張にとらわれては最善策は出てきません。
自公のオルタナティブとして大きな選択肢をつくらなければ、日本の政治は劣化する一方だと危惧しています。主役は有権者。有権者にはさまざまな立場の方、考え方の方がいます。それらの意見を尊重しつつ、民意をくみとって大きな方向に統合し、社会をよくしていくのが政党の役割です。問題なのは党名でも、ましてやその選び方でもなく、議論の中身や統治の稚拙さです。労組が支援しているのだから、わかりやすく「労働党」にすればいいのに。
経団連が支持する自民党との立場の違いが党名からも明確で、対立軸も見出しやすいのでは?
雇用環境がこれからどう変わるのかわからない中、経営者側、労働者側から議論を深めてほしいものです。