2020/8/14
【KDDI創業者】私が共に働いた「経営の神様」たちの教え
テクノロジーの進化や消費者ニーズの多様化は、ビジネス環境をたった1〜2年で一変させるほどの影響力を持つようになった。
それでも、経営リーダーに求められる要件は、普遍的で変わらない点も多い。AI活用が進む現在でも、経営の意思決定は「人」が行っているからだ。
温故知新は、経営の本質を学ぶ重要な手段であり続ける。
今回話を聞いた千本倖生氏は、日本の通信ビジネスが日本電信電話公社(現・NTT)に独占されていた1980年代、市場に公正な競争をもたらすために第二電電(現・KDDI)を立ち上げた。
きっかけは、当時の京セラ社長で、後に日本航空(JAL)の企業再生なども手掛けた名経営者・稲盛和夫氏との出会いだ。
稲盛和夫氏(Photo:EPA=時事)
また、松下電器産業(現・パナソニック)創業者の松下幸之助氏や、ソニー創業者の盛田昭夫氏など、名だたる経営者の薫陶を受けたという稀有な経験も持っている。
通信という社会インフラに革命を起こし、現在もレノバで再生可能エネルギーという次世代インフラの普及に取り組む千本氏は、彼らに何を学んだのか。
コロナ禍によって、未来を見通すのがいつも以上に難しくなっている今こそ、偉大な経営者たちの哲学を受け継ぐ同氏の声に耳を傾けてみよう。
INDEX
□ 今変われない企業は消滅する
□ 時代の0.5歩先を行く方法
□ 変わらないリーダーの原理原則
□ 偉大な反対者が必要
□ 今変われない企業は消滅する
□ 時代の0.5歩先を行く方法
□ 変わらないリーダーの原理原則
□ 偉大な反対者が必要
今変われない企業は消滅する
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この連載について
コロナショックによって、株主偏重経営など、50年前に広がった株主資本主義・市場経済の負の側面が指摘されている。一方で、昭和時代に一世を風靡した日本的経営も限界が見えている。経営のパラダイム転換が不可避の今、経営や組織、はたまた経営関連職種に求められる未来の「新たな王道」に迫る。
KDDI株式会社(ケイディーディーアイ、英語: KDDI CORPORATION)は、東京都千代田区に本社を置く大手電気通信事業者。「au」ブランドを中心とした携帯電話事業などを手掛ける。 ウィキペディア
時価総額
10.7 兆円
業績
