[メルボルン 6日 ロイター] - 原油先物価格は6日、前日につけた5カ月ぶり高値からほぼ横ばいとなっている。新型コロナウイルス感染の第2波を受けた需要低迷懸念が、ドル安による相場下支え要因を上回っている。

0148GMT(日本時間午前10時48分)時点で、米WTI先物<CLc1>は0.03ドル(0.1%)安の1バレル=42.16ドル。ブレント先物<LCOc1>は0.06ドル高の45.23ドル。WTIとブレントは前日1%超上昇し、3月6日以来の高値をつけた。

エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計によると、米留出油在庫は38年ぶり高水準に増加。ガソリン在庫も予想外に2週連続の増加となった。

INGエコノミクスは、需要が低迷し在庫が積みあがっている中で、原油相場に過度に楽観的になることは難しいと指摘した。

一方、最近のドル安は原油相場を下支えしている。