Q. ABEMAが黒字化するための道筋はどんなものがあり得る?
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相変わらず柴田さんの分析はすごい!柴田さんの凄さはいくつかの仮定Xを置いてどんどん先に進めるところ。今回のabemaで言うと売上の類推ですね。仮置きすると先にどんどん進める。大筋外してなければ問題ありません。そしてその柴田さんの出した結論を仮定Yとして僕たちは考えることができる。
私は昔から敬意を込めてのCAウオッチャーですが、メディア事業やabemaに関して言えば黒字化する必要ないと思っています。(そう言うと怒られる)
メディア事業や広告事業はトータルでトントンであれば周辺にいくらでもビジネスが生まれてくる。情報集積工場なので、少し先の未来はだいたい見えてくる。そうやってCAは大きくなってきたし、この数年圧倒的に稼いでいるのはゲームです。そのゲームの稼げる源泉は内製エンジニアの力でそのまた源泉はアメーバブログやピグでした。テレビ朝日とのリレーションもゲーム事業しかなければ実現しなかった。
だから単年度黒字化したとしても累損解消までは何年もかかるし、その頃にはまた違うビジネスが生まれてさらにサイバーエージェントは大きくなる。そしてまた大きな投資をする。もう誰もいつabemaが黒字化するのか?なんて気にしなくなるんです。ABEMAが黒字化するとしたら、このパターンかなぁというのを勝手に考えてみました。
決算書には、次の3つの収入によりマネタイズを加速させていくとあります。
・広告収入
・課金収入
・周辺ビジネス収入
この3つの軸でABEMA黒字化シナリオを考えてみました。
非常に荒っぽい計算ではありますが、上記3つの軸それぞれで考えていくと、黒字化に必要な売上は、現実的に十分立ちそうな気がしてきました。
今後も ABEMAのビジネスを追いかけていきたいと思います。連結ベースだと四半期で100億円前後の営業利益。それもメディア事業で毎四半期50億円前後の営業赤字を出しながらの数値。
社内で事業の位置づけとしてどういう状況にあるかは分からないが、藤田氏がトップダウンでやっている事業で、オーナーとしても保有が多い状況だから止めないだろう。そのなかで黒字が出ているから、ミルク補給をし続けられる。NetflixはCATV・衛星の代替だと思い、一方で、いわゆる民放テレビの需要は消えないと思う。日本という言語・文化圏のなかで守られている中で、残存者利益を稼げれば、テレビ各社がどれだけ顧客の可処分時間を持っていたり、リーチを持っているかを考えれば、実際には赤字を出しながらも障壁を着々と深めているような状況なのではないだろうか。