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中国の強襲揚陸艦が試験航海=21年にも就役

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    075型強襲揚陸艦は、航空機を用いた揚陸作戦能力を強化したものです。これまで中国人民解放軍海軍は、071型ドック型揚陸艦を揚陸作戦に用いる艦艇として建造してきました。しかし、中国海軍は、071型の性能に満足できなかったのか、建造の速度が、その他艦艇の建造速度に比べてはるかに低かったのです。しかも、8隻で建造の契約が終了しました。
    071型に比べると、075型の建造速度は異常に早いと言えます。造船所で、船体の骨組みとなるキールが確認されてから進水までわずか5カ月で、すでに2番艦も建造が進んでいます。
    こうした状況を考慮すれば、中国は、未だに台湾に侵攻する能力に不安を持っていると言えます。台湾を占領するためには、最終的に、陸軍兵力が台湾に上陸しなければなりませんから、揚陸作戦が重要になります。
    また、台湾は海に囲まれていますが、揚陸適地が多く存在するわけではなく、北北西と南南西にある海岸くらいです。台湾側も集中的に揚陸適地を防衛しようとするでしょうから、上陸用舟艇やホバークラフトを用いた揚陸作戦は容易ではありません。
    こうした理由から、中国は、エアボーン、リぺリング、ファストロープなどを用いた航空機からの部隊展開を考え、航空機運用能力を向上させた075型強襲揚陸艦の建造を急いでいるのだと考えられます。ただ、米海兵隊と異なるのは、中国には強襲揚陸艦から発着艦できるF-35Bのような機体はなく、地上支援を行う機能は持たないところです。一方で、中国大陸から台湾への距離を考えれば、強襲揚陸艦からでなくとも、中国大陸から大量の戦闘爆撃機を送り込むことは可能だと考えるのかもしれません。


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