フェラーリ(Ferrari)は8月3日、2020年上半期(1~6月)の世界新車販売(出荷ベース)の結果を発表した。総販売台数は4127台。前年同期比は22%減だった。
車種別の販売実績では、『F8スパイダー』の納車が開始されたV型8気筒エンジン搭載車が、前年同期に対して減少した。V型12気筒エンジン搭載車も、前年同期に対して減少した。V12搭載車では、『812 GTS』の顧客への引き渡しが開始されている。
市場別の上半期の販売実績では、欧州や中東、アフリカが、前年同期比8%減の2222台で減少に転じた。南北アメリカは、前年同期比26%減の1131台と、引き続き減少した。
中国(香港と台湾を含む)は、前年同期比90%減の62台と、3年ぶりに減少した。中国を除いたアジア太平洋地域は、前年同期比3%減の712台。このうち、日本は548台を販売し、前年同期比は30.2%増と、2桁増を達成している。
フェラーリの2019年の世界新車販売台数(出荷ベース)は、過去最高で、初の1万台超えとなる1万0131台。前年比は10%増と、2桁増を維持している。