シンガポールのGrabが一般消費者向けにマイクロ投資やローンの金融サービスを提供へ
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コロナが長期化し本業ライドシェアの見通しが悪いなか、金融事業で活路を見出だすべく、アンソニータンはこれに乾坤一擲の思いではなかろうか。
一昨年つくった金融子会社を通じてロボアド買収し、多数のバンク、ノンバンクと提携し、中国オンラインヘルスケア大手PingAn、ZhongAnともJVするなどで、短期で証券、融資、保険とほぼ一般消費者向けフルラインナップを揃え満を持してアナウンス。既にシンガポールではデジタル銀行としてフルライセンスを得ている。
いちユーザとして日頃正直、ライドシェアとフードデリバリ以外はあまり使わないしスーパーアプリとしてのスティッキネス、統合性はいまいちまだ見いだせていないところだが、中国アリペイもそうだし日本のペイペイもそうだがそのため手っ取り早いのが金儲け。お金が儲かれば人は使う、毎日でも眺める。これが仮に成功裏にテイクオフするならば、アリペイがそうであるように今後数ディケイドの東南アジアを牛耳るモンスター級大企業となる可能性を秘めるだろう。本件に関連しては、つい先日、投資銀行チャイナルネッサンスがレポートを出しています。金融がグラブとゴジェックの黒字化とさらなる成長の鍵を握る、という指摘をしていました。
足元では分かりやすいフードデリバリーに注目が集まりがちですが、グラブは去年、グラブファイナンスというスキームをすでに立ち上げており、フィンテックに力を入れる方向に舵を切っていました。これからの本格稼働に注目です。
チャイナルネッサンスのレポートについては、個人的に書き留めたnoteで触れました。
https://note.com/t_kawabata/n/n301f11a3844b経営している店舗ビジネスでWirecard解約の代替手段としてGrabの金融サービスの1つであるGrabPayを導入しました。
他社のクレジットカード端末の契約と同時期にGrabPayを契約しましたが、利用開始までの手続きが簡単で、端末は不要、お客様に触れることもないので、コロナ禍にはよい決済手段だと感じています。
それでもクレジットカード端末に比べると利用者は少ないので、これから利用者が増やせるかどうかが鍵ですね。
業者側としては、今だけだと思いますが、決済手数料が1%とNETSやクレジットカードの2~3%に比べると安いので重宝しています。