JRが「時間帯別運賃」を検討し始めた2つの理由 - News&Analysis
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記事では言及されていないが、長距離移動(特急料金)に対するダイナミックプライシングと今回の通勤時間帯におけるダイナミックプライシングでは意味合いが異なってくる。
特急料金に対するものは他の交通機関(飛行機やバス)から乗客を奪うために行う。かたや通勤時間帯に行うものはラッシュのピークの山をならすために行うものになる。
鉄道会社はピーク時間帯の乗客をさばくために必要な設備を用意している。ピーク時間帯以外は余った車両を車庫に入れて使っていない。
なのでピークの山を削ることができれば必要な設備をスリム化できる。
車両をその分用意しなくて済むし、乗務員も駅の設備も変電所も、それに伴うメンテナンスもまとめて削減できる。
今後も継続して時差通勤を推奨することになる。お盆の帰省を制限したいのであれば、お盆時期の新幹線運賃を一時的に10倍くらいにすれば良いのかなと思います。で、通常運賃との差額は国が後から補助する形にすれば、誰が帰省したのかを後からトレースできるのかなと。
有事なのでこのくらいのことをやっても良い気もしますが、国会議員も地元に帰りにくくなるのでやりたくないのでしょうか。1.運賃制度が複雑すぎる。
2.ICカード乗車券の機能が貧弱すぎる。
3.磁気券は全国で売っているし、ICカードも全国の事業者と相互利用している。新しい機能を追加しようとするとこれらに制約が生じる。
4.事業者側の都合で割増運賃の時間帯に移動せざるをえなくなっても、乗客が負担しなければならなくなるのか。
5.事業者側の都合で別料金の便への振り替え、別料金の便の時間帯まで遅延が発生したときには、差額を精算してもらえるのか。
記事にもあるポイント還元方式が現実的かもしれないが、そろそろ運賃制度の整理にも着手すべきだと思う。