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米イーライリリー、高齢者施設でコロナ抗体薬の後期治験開始

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    Stanford大学 博士研究員(免疫学)

    米製薬大手イーライリリーによる新型コロナウイルス抗体薬の後期治験開始です。6月1日に初期段階の治験開始の報道がありましたが①、順調に進んでいます。抗体は免疫細胞の1種であるB細胞が分泌するタンパク質です。私たちの体には数多くの種類のB細胞が事前に準備されており感染に備えています。1種類のB細胞は1種類の抗体を産生し、特定の1種類のターゲット(抗原)に結合します②。

    私たちが新型コロナウイルスに感染した場合、これを認識する複数の種類のB細胞クローンが大増殖します③。つまり血液に含まれる新型コロナウイルスに対する抗体は混じり気がある・”ポリクローナル"なわけです。一方の”モノクローナル抗体”は単一の種類の抗体です。つまり1種類のB細胞由来の抗体です。Lillyと組んだカナダの抗体会社AbCelleraはアメリカからCOVID-19回復患者の血液を入手するや否や、1週間足らずで500万個のB細胞をスクリーニングし、500種類の新型コロナウイルスに結合する抗体をコードする遺伝子情報を入手しました。これに目をつけたLillyは提携を投げかけ、このパネルをもとにした開発、製造、流通を担うことになったわけです。

    選び抜かれたエリート抗体は、ウイルスのスパイクタンパク質に結合して細胞への侵入を阻害する中和抗体です。最終治験、良い結果が出る事を祈っています。
    https://newspicks.com/news/4953910
    https://newspicks.com/news/4838517
    https://newspicks.com/news/4826314


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    モノクローナル抗体製剤は、早くから大きな期待を持たれてきた薬剤の一つです。

    ウイルスが感染した人の体では、抗体と呼ばれるタンパク質が作られ、それがウイルスの増幅を抑え、身体の回復に一役買っていることが知られています。

    あるいは、ワクチンが効果を発揮するメカニズムにもこの抗体作りが挙げられます。ワクチンを注射すると、体でウイルスの模倣品が作られ、ウイルスに対する抗体ができ、体をウイルスの感染や増幅から守ってくれます。

    しかし、十分な抗体の産生には通常2週間ほどかかり、仮に有効なワクチンがあったとしても、すでに濃厚接触してしまった人、感染してしまった人には間に合いません。

    この抗体製剤は、工場であらかじめその抗体を大量生産しておく、というものです。これを感染してしまってすぐの人や濃厚接触者に投与することで、感染や重症化を防げるのではないかと考えられています。

    試験で計画されているように、重症化リスクの高い方や医療従事者に対する濃厚接触後の発症予防や重症化予防における役割が期待されています。


  • KPMG Senior Manager

    (日本の場合は、特に)抗体薬は高齢者に効かないと意味がないので高齢者施設、高齢者居住地域での治験は積極的に取り組んでいただきたい。


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