[ロンドン/ブリュッセル 31日 ロイター] - 欧州連合(EU)離脱後の関係を巡る英国とEUの交渉日程について、フロスト英首席交渉官は31日にツイッターに文書を投稿し、10月15-16日予定のEU首脳会議まで2週間足らずの10月2日まで協議を重ねる計画だと明らかにした。

英国とEUは離脱移行期間が終了する今年末以降の通商や安全保障、運輸などあらゆる分野について交渉中。

EUは加盟27カ国の承認のためには、交渉は10月になるまでに決着させなければならないとしている。ただEUのバルニエ首席交渉官は、日程がややずれ込む余地があると示唆していた。

フロスト氏によると、合意がされなければ協議は8月、9月と続く。3度目の協議は10月2日に終わる。それまでに合意に至らなければ、首脳級の緊急協議に持ち込まれる可能性が高い。

交渉では漁業割り当てや公正な競争の保証を巡る対立がネックになってきた。ただEU筋はここ数週間で、期限内の合意に楽観的なトーンを強めている。