【大学入学共通テスト2021】「第2日程」希望は約3万2,000人

 2021年度(令和3年度)大学入学共通テストについて、高校3年生が希望する受験日程は「第1日程」が約43万1,000人、「第2日程」が約3万2,000人であることが2020年7月31日、文部科学省の調査結果から明らかになった。

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  • 萩生田光一文部科学大臣の会見
 2021年度(令和3年度)大学入学共通テストについて、高校3年生が希望する受験日程は「第1日程」が約43万1,000人、「第2日程」が約3万2,000人であることが2020年7月31日、文部科学省の調査結果から明らかになった。

 2021年度大学入学共通テストは、当初から予定していた第1日程「1月16日・17日」のほか、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れを在学する学校長に認められた者および第1日程試験の追試験を受験する者を対象に第2日程「1月30日・31日」を設定。第2日程の追試験として特例追試験を「2月13日・14日」に実施。現役生は、第1日程と第2日程のいずれかを選択できる。

 文部科学省では7月1日~20日、大学入学共通テストの第2日程を選択する受験生の数を把握し、試験会場を確保するため、全国の高校などを通じて高校3年生を対象とした意向調査を実施。7月31日に会見した萩生田光一大臣は、意向調査の集計結果について、7月30日時点で「どちらかといえば受験する」を含めて、希望する受験生は「第1日程」が約43万1,000人、「第2日程」が約3万2,000人であったことを明らかにした。

 調査結果について、萩生田大臣は7月豪雨の影響で回答が得られていない高校などもあるとし、「あくまで現時点における生徒の皆さんの意向」と説明。「豪雨や新型コロナウイルス感染の罹患状況などの影響によっては当然その意向は変わり得るもの」としたうえで、「受験生がどのような選択をしても不利益がないよう試験実施に向けた必要な準備を大学入試センターと連携してしっかりと進めてまいりたい」と述べた。

 第2日程の試験会場については、全都道府県で準備する方針で、離島やへき地の受験生にも可能な限り配慮した設定とする考えも示した。
《奥山直美》

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