[上海 1日 ロイター] - 調査会社Qimaiのデータによると、米アップル<AAPL.O>は1日、中国のアップストアから計2万9800個のアプリを削除した。このうち2万6000個超がモバイルゲームという。

中国当局は有料ゲームとアプリ内課金ゲームの提供について、ライセンスの取得を義務付けており、ライセンスのないゲームを厳しく取り締まっている。アップルは今年に入り、ゲーム販売会社に6月末までにライセンス番号を提出するよう求めていた。

アップルからのコメントは得られていない。

ライセンスの取得については「アンドロイド」のアプリストアは以前から義務化していたが、アップルが今年に入って要求するようになった理由は不明。

調査会社センサータワーのデータによると、アップルは7月第1週に中国のアップストアから2500個以上のモバイルゲームを削除している。

業界関係者によると、ライセンスの承認プロセスは長期間かかる上、複雑で中小のゲーム開発会社に打撃となっているという。

アップインチャイナのマーケティングマネジャーは「中小規模の開発会社の収入に最も大きな影響を及ぼしている。ライセンス取得が難しいことから、iOSのゲーム業界全体にとって深刻な問題だ」と語った。

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