[オークランド(米カリフォルニア州) 31日 ロイター] - 米アルファベット子会社グーグルは31日、アップルと共同開発した新型コロナウイルス接触通知アプリについて、米国の20の州・地域が利用を「検討中」だと明らかにした。全米の人口の約45%が対象になる。

グーグルによると、米国外で同社とアップルの技術に基づくこうしたアプリを配布した国・地域は、以前の12から、日本を含めた16に増えた。

このアプリはスマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用し、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性を通知してくれるもの。

5月時点でグーグルは、アラバマ、ノースダコタ、サウスカロライナの3州が接触通知アプリの利用を開始するとの見通しを示していた。ただサウスカロライナ州議会は先月にアプリの配布停止を決定。アラバマ、ノースダコタともまだ配布していない。

グーグルは、「数週間以内」に米国で最初のアプリが配布されると説明したが、具体的にどこの州になるのかには触れなかった。