[31日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は31日、新型コロナウイルスのパンデミックが起きてからずっとテスラ車の需要が堅調に推移していると述べ、消費者は実店舗よりもネットを通じた自動車購入を選びつつあるとの見方を示した。

マスク氏は、オートモーティブ・ニューズが同日オンライン配信したインタビューで、伝統的な販売店ネットワークは必要性がどんどん薄れているように見えると指摘。「われわれはパンデミック中に力強い受注を確認した。人々は販売店に足を運んで試乗し、ロビーにたむろすることなどを望まなくなってきたのではないか」と話した。

同氏は5月1日のツイートで、テスラの株価が高過ぎると警告していた。ただ当時の株価は約700ドルと、31日終値の1454ドルの半分程度だった。

年初来で株価が240%強も上昇している現在の状況について改めて聞かれた同氏は、最終的には市場が選別することになると強調した上で、テスラが素晴らしい車を製造している限り、投資家は満足するだろうと付け加えた。