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経済ニュースを「数字」でつかむNewsPicks編集部オリジナル連載。NewsPicksが注目する企業の決算・会計から、マーケットの話題、投資まで。様々なテーマを「キーナンバー」で読み解くことで、ビジネスパーソンに必須の「数字感覚」を養おう。
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でも、今は自分たちではどうしようもない理由のため、飛行機需要そのものが減少し、さらに頑張ればどうにかなるという状況ではないだけに、関係者の方々は、行き場のないやるせなさを感じていらっしゃると思います。
全く励ましになっていないかもしれませんが、ぜひ、日本の空のためにどうか耐え抜いてください。
将来の業績見通しが、記事にあるように次第に明らかになるにつれて、どれだけの機材や人材を確保すればよいかが判明してくると、(今はまだ行われていない)機材や人材の調整が始まるのではないか。
またコロナの感染拡大が止まらず、GOTOキャンペーンも中途半端な位置づけになっている昨今においてはこの夏も需要回復はほぼ見込める状況にありません。航空会社は3月決算の場合、上半期で一年間の利益の6~7割を稼ぎますが、その上半期の需要をほとんど丸ごと失うことになりそうで、今年度の決算はどうなるんだろうと思わせるようなものです。
厳しいのは日本だけでなく海外も同様で、例えば米国大手は一日でおよそ30~40億円のキャッシュを消費していると言われています。米国ではすでに4月に9月末まで雇用を守ることや役員報酬や配当に一定の制限を設けることで総額3兆円を超える融資や補助金での支援が行われています。しかしユナイテッドは10月1日をもって3万人以上の解雇に踏み切る必要があると公表しているなど、先行きはなお不透明です。追加の支援が行われるのか、大量解雇を黙認するしかないのかの瀬戸際にあります。
各国の支援策もさまざまで、給与のうち一定の割合を政府が肩代わりしたり(カナダ)、コマーシャルペーパーを公的資金で買い入れたり(イギリス)、公的資金で株式や転換社債を買い入れたり(ドイツやシンガポール)、面白い例では航空機の座席を一定数政府が買い上げる(香港)などというものもあります。
日本の場合にも各社の自助努力の範囲でなんとか資本増強や借入金による資金調達が行われている状態ですが、コロナが長期化してきていることもあり、今一度適切な支援があればぜひ考慮いただきたい状況となっています。
ただでさえ営業利益率が低い業界。固定費が大きい上に損益分岐点も低く、ここまで売上が減少するとあっという間の赤字。
ANA・JALともに長期借入金をそれぞれ増やすデットファイナンスで凌いでいます。
当面はバーンレート意識しながらのキャッシュ勝負の経営。
状況次第で、救済処置もあるのだろうか。
いずれにせよ、業界再編待ったなしですね。
<以下、参考>
ANA決算に対する私的コメント
https://newspicks.com/news/5105946?ref=user_1953051
JAL決算に対する私的コメント
https://newspicks.com/news/5119372?ref=user_1953051
多額の借入をして凌いでいる、とはいえ、上記のような大きな固定費削減がまだ可能ということは、それなりに高い運賃で乗っていたのだな、と感じています。
航空業界は、ある意味、装置産業であり、客の【移動需要】がなければメンテナンス代も厳しいものです。
かたや、ディズニーランドやUSJも装置産業ですが、こちらは客の【とにかく楽しみたい需要】で持っています。
移動需要は、WEBミーティングなどで代替された分もかなり多く、コロナウイルス対策で、移動が減り、移動しなくても替わりの手段が出来た。
エンタメ装置産業は逆で、より行きたい需要が高まってる。
コストカットには限界があります。非常に厳しいですが、構造的な事業改革までやらないと難しい局面まで来ていると感じます。
通常の世界ならばなくてはならないインフラだし。。。
こんなとき、従業員の方はどんなことをしているのだろう?教育といっても限界あるしなー