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2010年のJAL破綻後、再生に向けての一つのプロジェクトに関与していました。あの時は確かに辛い時期でしたが、まだ飛行機は制限なく飛んでましたし、信頼回復という目標のため、残った従業員の方々が一生懸命頑張っていらっしゃいました。

でも、今は自分たちではどうしようもない理由のため、飛行機需要そのものが減少し、さらに頑張ればどうにかなるという状況ではないだけに、関係者の方々は、行き場のないやるせなさを感じていらっしゃると思います。

全く励ましになっていないかもしれませんが、ぜひ、日本の空のためにどうか耐え抜いてください。
航空業界は、すでに佐山さんからも何度も説明されているように、営業費用のうちほぼ固定費に相当するものが6~7割あり、飛行機が飛ばないから費用もかからないという単純なものではありません。例えばJALはこの第一四半期で937億円の純損失を計上していますが、これは2009年4-6月期の990億円に迫る水準で、さまざまなしがらみがあり構造改革ができず、イメージの悪化もあり赤字を承知で飛ばしていた時代と大差ない体たらくということです。これは別にJALに限った話ではなく、現在の日本の航空業界はどの社もそのような厳しい台所事情です。

またコロナの感染拡大が止まらず、GOTOキャンペーンも中途半端な位置づけになっている昨今においてはこの夏も需要回復はほぼ見込める状況にありません。航空会社は3月決算の場合、上半期で一年間の利益の6~7割を稼ぎますが、その上半期の需要をほとんど丸ごと失うことになりそうで、今年度の決算はどうなるんだろうと思わせるようなものです。

厳しいのは日本だけでなく海外も同様で、例えば米国大手は一日でおよそ30~40億円のキャッシュを消費していると言われています。米国ではすでに4月に9月末まで雇用を守ることや役員報酬や配当に一定の制限を設けることで総額3兆円を超える融資や補助金での支援が行われています。しかしユナイテッドは10月1日をもって3万人以上の解雇に踏み切る必要があると公表しているなど、先行きはなお不透明です。追加の支援が行われるのか、大量解雇を黙認するしかないのかの瀬戸際にあります。

各国の支援策もさまざまで、給与のうち一定の割合を政府が肩代わりしたり(カナダ)、コマーシャルペーパーを公的資金で買い入れたり(イギリス)、公的資金で株式や転換社債を買い入れたり(ドイツやシンガポール)、面白い例では航空機の座席を一定数政府が買い上げる(香港)などというものもあります。
日本の場合にも各社の自助努力の範囲でなんとか資本増強や借入金による資金調達が行われている状態ですが、コロナが長期化してきていることもあり、今一度適切な支援があればぜひ考慮いただきたい状況となっています。
典型的な「費用逓減産業」で、コロナ収束後のことを見据えて、機材やパイロットや客室乗務員などの人材を確保すべく維持しようとすれば、運航していない分赤字が膨らむ。
将来の業績見通しが、記事にあるように次第に明らかになるにつれて、どれだけの機材や人材を確保すればよいかが判明してくると、(今はまだ行われていない)機材や人材の調整が始まるのではないか。
このコロナ禍では見通しが立たないのが非常にツラいですね。。

ただでさえ営業利益率が低い業界。固定費が大きい上に損益分岐点も低く、ここまで売上が減少するとあっという間の赤字。

ANA・JALともに長期借入金をそれぞれ増やすデットファイナンスで凌いでいます。
当面はバーンレート意識しながらのキャッシュ勝負の経営。

状況次第で、救済処置もあるのだろうか。
いずれにせよ、業界再編待ったなしですね。

<以下、参考>

ANA決算に対する私的コメント
https://newspicks.com/news/5105946?ref=user_1953051

JAL決算に対する私的コメント
https://newspicks.com/news/5119372?ref=user_1953051
新たな生活様式の中で経営維持となると、航空運賃が上がって、一般の人々が気軽に飛行機乗れなくなるかもしれませんね。
新しい生活様式が浸透すると、仮に1年後にワクチンができても人々はbefore covidのように飛行機に乗ることは無いと思います、特に出張。なので、近場観光などの開拓はじめとした新規事業を今から考えて実行できる航空会社が生き残るのだと感じます。
短信によるとANAは大部分を航空関連で売上を立てているようだが、逆に1,200億も売上があるのに若干驚き。固定費は抜本的なコストカットが難しいそうなので、足元は動かずにダメージを少なくすることが最善ですかね…
この連載について
経済ニュースを「数字」でつかむNewsPicks編集部オリジナル連載。NewsPicksが注目する企業の決算・会計から、マーケットの話題、投資まで。様々なテーマを「キーナンバー」で読み解くことで、ビジネスパーソンに必須の「数字感覚」を養おう。
時価総額
6,864 億円

業績

ANAホールディングス株式会社(エイエヌエイホールディングス、英語: ANA HOLDINGS INC.、略称: ANAHD)は、東京都港区に所在する日本の会社で、航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社である。 ウィキペディア
時価総額
8,334 億円

業績