履歴書の性別欄が無くなるまでの17年間のあゆみ
コメント
注目のコメント
別の記事でも書きましたが、差別と区別、相手を理解することを倒錯している。性別を聞くことも許されない世の中か本当にいいのか。
性別の記入欄を増やすならともかくなくすとは。これは性差別しちゃうんでわからないようにしてくださいと言ってるのと同義で、少数派の性に対するタブー視、差別意識を強くします。
性を隠して生きるのがいいことなんでしょうか。堂々と性を主張できる世の中の方がよっぽどいい。履歴書の性別等の記入は私の中では無料のレジ袋と似たカテゴリです。無くても案外どうにかなるので原則無くしましょうというもの。
もちろん採用時に性別の情報が必要となる職種もあるでしょう。ただそれらは例外として、他の職種は必要が無く弊害もある以上無くすのが自然です。「性別を尋ねる合理的理由がないのに、日本中の履歴書にはどうして性別欄があるんでしょう」というキャンペーンの主張はまことに筋が通っています。
ましてや猫も杓子もNPもジョブ型採用を称揚する昨今です。であれば職歴と資格等の他に履歴書でのフィルタリング時に重要な情報ってあるのでしょうか。今後日本での働き方がメンバーシップ型からジョブ型に移行するのであればますます必要ないずですよね、性別欄。
履歴書の性別情報も採用時に個性を判断する重要な情報として長らく活用してきたという声もあるかもしれませんが、事実無くても回っている国も多くある以上、単なる慣れと文化の問題だと思います。文化の問題であれば、変えるべきです。別でも書きましたが。
加筆するなら、性別を書かないのは自由だけど、欄が無いのは困る。
性別は個性の一種で、マイノリティが差別される要素は無い。自分はそう思う。ただ、マイノリティは理解を得られない、は分かる。
個人的には、マイノリティである事に誇りを持って、そう言ってくれれば対応は可能。実際、過去に何度かカミングアウトされてるしね。
その上で…前回のコメントを再掲。
履歴書の性別はある程度必要と考えてる。書類選考の時点で性別だけでなく、職歴や学歴からその人の個性をある程度推測して、面接する相手を選別している。これは、どの企業でも多かれ少なかれやっていること。応募全てを面接ってのは現実的に無理だから。
仕事をしていて、男女比率が業務に影響するとはあまり考えていなかったけど、10人中1人の女性(または逆)という比率なら、仕事のやりにくさを感じてしまうこともあるかと。そういう意味で、最初から女性(または男性)という条件を暗黙的にイメージしていることはある。孤立しがちな人に、パートナーシップの組みやすい性別を選択するのは悪いことではないと思う。ただ、実際の採用は一人の賛成(反対)で決まらないことも多いし、性別だけを理由に採用を決めていない、とは付け加えておく。
男女差で仕事の善し悪しが変わるとは思わないけど、チームはある種の家族のような集合体なので、こういうキャラクターを歓迎する、という事はあるかと。そのキャラクター(特徴、個性)の要素として、性別がある。性差別ではなく、個性としてのひとつの要素じゃないかな。