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1.受けとめ方
新型コロナウイルスのような新興感染症で、ここまで世界中で感染が拡大した場合には、
・収束までに、かなりの時間がかかる。
・収束までに、何度も繰り返し、波は来る。
        ↓
したがって、「そういうものなんだ」という理解と覚悟と(よい意味での)諦めを持って、折り合いを付けながら、やっていくしかないと思います。

そう考えれば、毎日毎日、数字に一喜一憂することでもないですし、感染した方や場所を責める風潮も、良いことではないと思います。誰にとっても、明日は我が身。

2.緊急事態宣言
感染が拡大しても、国が緊急事態宣言を出さないのは、一つはお金が無いからです。国も都も、これ以上給付金等を出し続けることは難しい状況にあります。(なお、国や都が出すお金は、結局のところ、税金という国民の負担であることも、忘れてはなりません。)
また、緊急事態宣言を出さないことで、コロナとはこうして共にやっていくしかない(社会経済を止めるわけにはいかない)ということを、選択したともいえます。
緊急事態宣言が出されないと、飛行機のキャンセル料なども通常通り発生しますので、コロナによって生じた負荷を、事業者や国だけではなく、皆(国民全体)で分かち合っていきましょう、ということでもあります。

3.医療体制状況
「医療機関は逼迫していない」と言われますが、安心できる状況ではないと思います。
都内の大学病院等の話を聞くと、
・医療従事者は、ずっと緊張の中にあり、かなり疲弊している。
・入院患者が増えてきている。
・国から「コロナ用の病床を増やせ」と言われるが、これ以上無理。なぜなら、これまで止まっていたコロナ以外の患者(がん、脳や心疾患等)の治療も、猶予が無い状況。

その通りだと思います。

4.まとめ
私はずっと一貫して、新型コロナについて、過度におそれさせたいとも、楽観してていい、とも思いません。
事実を事実として受け止め、歴史に学び、日本全体・世界全体のことを考え、前向きに、できることをやりながら、落ち着いて過ごしてまいりましょう、ということです。

ただ、国や自治体のリーダーが「感染者増に衝撃を受けている」とかおっしゃるのを聞くたびに、この国の危機管理は大丈夫かいな、対応策含め、当然想定しておくべきことでしょう、と大いに心配になります。

がんばりましょう。
全国での感染拡大を反映して、重症患者数も再び増加傾向です。先月の初旬には、30人程度にまで減少していた重症患者は、ここ3週間で約90人にまで増加しました。

4、5月と違い、私たちは有効な治療薬を複数見つけることに成功しましたが、未だ多くの人の身体を守り命を助ける最も有効で強力な方法は、感染を広げないことであり続けています。

科学の進歩に先行して、色々な仮説も出てきているものの、仮説はあくまで仮説であり、ウイルスについて正しく学べば学ぶほど、まだ多くのことが分かっていないことが分かります。仮説を立てることも大切ですが、難局を正しく乗り切るには、無知であることに自覚的で、謙虚であるべきと思います。
忽那先生が『PCR検査の陽性率』をどのように評価するかを解説されて記事にされています。

▶新型コロナのPCR検査陽性率 数値をどう解釈すべきか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200801-00190914/

『各国の状況と比較してみると、必ずしも検査数が多ければ陽性率が低いわけではなく「PCR検査をしまくれば流行は収束する」とは言えない』

としています。

この点は診断学の基礎にあたるところなのですが、

『疫学情報と問診・診察から臨床診断の確率を高め,二次救急病院などへ搬送するか否かの臨床意思決定を容易にする』プロセスが重要です。

▶ベイズの定理と診断学の話
http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse2906.pdf

その、『事前の病状を聞いてからの』PCR検査の陽性率が上がってきているということになります。要注意と思われます。

なお、平均寿命と新型コロナウイルスで亡くなる方の年齢層が似た構成をしている(だから寿命なのだ)という論説がありますが、平均寿命で亡くなっていることを示唆しているわけではありません。

これは、超過死亡率がそれぞれの年齢で押し上げられているということです(超過死亡率とは、その病気で『余分に』亡くなっているという意味です)。

▶Volpato S. A frail health care system for an old population: lesson form the COVID-19 outbreak in Italy. The Journals of Gerontology: Series A 2020.

なお、新型コロナウイルスで亡くなる率は、すくなくともインフルエンザよりも遥かに高いです。

▶Lancet Infect Dis 2020; 20:630-1.

上記の論文では、新型コロナで亡くなっている率が1.38%と見積もられています。現在は0.5%程度のようですが、インフルエンザは0.09%に過ぎません。
【プラス感染対策を意識して】

都でも減らない新規感染者数を受けて、夜遅くの営業自粛要請を出しております。しかしそのような対策が数字に表れてくるのは1〜2週間後です。しかも重症例や死亡例は遅れて増えてきますので、8月中旬くらいまでは状況が悪化することが予想されます。

政府や都からの大きな発表は大事なのですが、個人でも企業単位でも、基本的なプラス感染対策の意識を持った行動や働き方の実践を心がけて下さい。感染が落ち着けばまた元の生活や社会に戻る‥という考え方は改めて下さい。ウィズコロナやアフターコロナでは、人の考え方や意識や価値観が変わり、多くの社会でオールドノーマルな活動はできません。常に感染対策を意識した行動をいち早く取り入れたモノが勝つと思っています。
久々にこのストレートなトピックでコメントします。
もう、流石に疲れてきた(飽きてきた)方々も多いと存じます。

とりわけ地上波の日中が酷いわけですが、テレビは右を向いても左を向いても、煽る内容ばかりです。

震災のときもそうでしたが、騒ぐのではなく落ち着かせることも、メディアの重要な使命なはずです。

ワイドショーの扇動が特定の人々を刺激し、それに多くの人々が疲れ、コロナにも経済にも無関心になっている側面があるはずです。
今までのコロナの死者の平均年齢は79歳以上で、基礎疾患を持った人たちが多いです。

死亡率は5%程度に過ぎません。

女性より男性の方が多い。

平均寿命を考えれば、普通にお亡くなりになるケースと変わらないのではないでしょうか?
私の手前勝手な予測では、土曜はひと段落の日なので、せいぜい400人前後だとみていました。今回の過去最多の更新はショックです。ここに来て、またぞろコロナ禍はマスメディアが騒ぎすぎだというキャンペーンが始まっています。正直、心外です。重症者が少ない、死者が少ないのに、感染者が増えただけで大騒ぎするマスメディアはおかしいという論法です。メディアは確かおかしい面は多々あります。しかし、この問題に関しては、臨床の現場から逆算して考えるべきです。9割の病院が赤字で疲弊しています。1人の重症者は1カ月半も集中治療室で治療せざるを得ないのがコロナの怖さです。わずかの重症者が医療を危機に追いやります。そして、感染者数は2週間後、確実に重症者数に反映されます。それは第1波で明らかなことです。菅官房長官が出演したけさの番組で、キャスターが「大したことはないと明言すべき」と再三促したことには驚きました、それに応じなかった菅官房長官は、さすがだとも思いました、私自身の反省も合わせて言いますが、このコロナ禍はなめてはいけません。騒ぎすぎなら、笑い話ですませられます。ワクチンも過度の期待はできません。今のインフルエンザワクチン以上のものができる保障はどこにもありません。インフルエンザワクチンでインフルエンザがなくなったという話は聞きません。ワクチンができても、インフルエンザは毎年流行しています。コロナにはタミフルなどににあたる治療薬もありません。危機管理は最悪を想定して講じるものです。
この手の報道にいつも思いますが、なぜ「感染者数」だけで、重傷者数、死亡者数、その属性別割合等を併せて伝えないのでしょうか。 

的確な理解と冷静な判断のためには、コロナの「リスク」を一人一人が評価できるための情報を、無駄なく漏れなく伝えるべきでは。
コロナは3密を避けて、マスクや手洗いを徹底して、病院や高齢者施設を守れば普通に経済を回しても問題はないけど、3密のど真ん中のキャバクラやホストクラブを放置し続けて、この状況…

重篤者はまだそこまで増えてないけど、高齢者がいる家庭内や高齢者施設や病院で感染が広がれば一気に増える。数件クラスターがこれらで出るとまた緊急事態宣言になりそう。キャバクラやホストクラブは行ってたことを隠す傾向が高いから濃厚接触追跡ができないのが更に問題。ちゃんとやれば防げたのに、これは完全に人災…

キャバクラやホストクラブへの営業停止命令と補償。それだけで良かったのに…

あっ、前提として日本は欧米みたいには絶対にならないけど、社会の空気感が再びの費用対効果が絶望的に悪い緊急事態宣言に行きかねないという意味での大失策
ピッカーのコメントが、やや経済寄りが大きくなっているのが興味深いです。

目の前の命を大切にするでも、目に見えない命も大切にするでも、考え方の差によるものなので、どちらも私は否定しません。

が、それぞれ違うので、日本国一丸になってというのはもう現代においては不可能。
そう考えると、手段は2つしかない。
強権発動して、自由を一度取り上げて、すべてを再分配に切り替えるか。もちろん、報道の自由も規制される。
もう一つは、一定の犠牲者は諦めて、救える限界のみを目指して計画をたててドライに執行していく。

究極的には、今責任を取る立場にある人間は、感染で亡くなる方を守るために経済を止めて会社を潰して自分は首をくくるか、見ず知らずの人は諦めて身近な従業員の職を守るために経済を進めるかの選択を求められてます。
前者はほぼ100%ゲームオーバー、後者は苦しい決断だがゲームオーバーしない確率は残ります。

さて、倫理や正義はどこにあるのか?
私には、ウィルスに怯えて互いを牽制し合っていること自体が人災のようにしか思えなくなってきました。

人と合わない、マスクをする理由は、感染したことでの死亡リスクを気にするからではなく、感染したことによるレピュテーションリスクを気にするからです。
これは天災ではなく、人災ではないでしょうか?
地方で1人見つかろうものなら、犯罪者のような酷い扱いです。人間の醜い部分を見ているような気がしてとても不快。