EU ワクチン3億回分確保で合意 新型コロナ
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サノフィとGSKのワクチンのワクチンは、モデルナやアストラゼネカが開発する核酸ワクチンとは異なり、ウイルスのタンパク質の一部を投与するというものです。
これは、皆様に毎年接種していただいているインフルエンザのワクチンと同様です。ウイルスの殻の一部の構造物を投与し、免疫反応を起こし、身体を守るというタイプのワクチンです。
このワクチンでは、2社がそれぞれ役割分担をしています。サノフィがウイルスのタンパク質部分を作製しており、GSKは免疫反応を起こしやすくするための装飾品を作製しています。
このGSKの装飾品の助けによって、確実に免疫反応を起こさせ、より少ないタンパク量で効果をもたらすことができるようになります。アメリカ、中国、日本、EU、イギリスのワクチン確保をめぐるパワー外交が全開ですね。
結局、先進国が国力にものを言わせて自国分を確保することが先で、次がグローバルでの抑え込みの為に、WHOがリーダーシップを取るところですが、WHOがちゃんと機能するのかが課題だと思います。ワクチンは、アメリカ、ヨーロッパ、日本など、経済力がある国が早期に抑えていくと思いますが、南米やアフリカ、東南アジアなどの国に行き渡るのは、来年半ば以降になりそう。