[30日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター<F.N>が30日発表した第2・四半期決算は、純利益が11億ドル(1株当たり0.28ドル)で、黒字額は前年同期の1億ドル(同0.04ドル)を上回った。

独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>によるフォードの自動運転技術部門アルゴAIへの出資が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた工場閉鎖に伴う損失を補った。

営業損益(特別項目除く)は19億ドル(1株当たり0.35ドル)の赤字。アナリストは1株1.17ドルの赤字を予想していた。

フォードは通年では赤字になるとの見通しを示した。一方、世界の需要のさらなる減退や、コロナ禍を受けた一段の工場閉鎖などの事態が起きた場合でも、2020年中は潤沢な手元現金を維持できるとした。

時間外取引で、フォードの株価は2.5%上昇している。