SBIの北尾社長、メガバンク構想は地銀10行で実現へ-9月めど
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あと6行、合計10行で、「第4のメガバンク」構想の出資を打ち止めとは、少し意外です。
3メガバンクの総資産はいずれも200兆円を超えています。これまでの単独出資先の総資産は数兆円クラス。出資額はそのまた数%です。
残りの6行がよほどの規模なのか、他の業態なども巻き込むのか、あるいはメガバンク構想自体を早くも修正するのか… 出資からもうすぐ1年となる出資先の業績回復度合いともども注目です。島根銀行などは、SBIグループの投信、保険、住宅ローン、外貨預金を売る代理店に様変わりしてます。SBIとしては、地方のおじいちゃん、おばあちゃんが銀行口座に眠らせているお金を吸い上げることが目的ですので、基本的には地銀経営や地域経済そのものには興味ないでしょう。
地方創生とメガバンク構想、実質の中身はSBIの代理店という辻褄をどうあわせるのかな?と興味があります。地銀救世主に名乗りを挙げ自己利益誘導商売に走り出した途端、金融庁に手足を縛られ政策投資銀行やら地銀トップの横浜銀行やらのお目付役を配され、北尾氏はどうやら逃げ腰になったようです。金融庁が遠藤長官から地銀行政に疎いトップに交代した、その間隙を縫ってのやんわり逃げ出し宣言と受け止めました。さて、地銀再生における格好のゴミ箱役ができたと喜んだ金融庁は、どう出ます?これは見ものです。