[ワシントン 29日 ロイター] - 米司法省は29日、連邦政府の治安維持部隊をクリーブランド、ミルウォーキー、デトロイトにも派遣すると明らかにした。

白人警官の暴行で黒人男性が死亡した事件を受けた全国的な抗議デモへに対応するため、政府はトランプ大統領が進める「レジェンド作戦」の下でこれまでに連邦治安部隊をシカゴ、カンザスシティー、アルバカーキに投入している。

司法省によると、デトロイトに42人、ミルウォーキーとクリーブランドには25人以上の治安維持要員を派遣。連邦捜査局(FBI)、麻薬取締局(DEA)、アルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)などから派遣される。

これとは別にオレゴン州のブラウン州知事はこの日、連邦政府がポートランドから治安維持部隊を段階的に撤退させることで合意したことを明らかにした。

連邦治安要員の派遣を巡っては、いずれも民主党のポートランド、シカゴ、シアトル、アルバカーキ、カンザスシティー、ワシントンDCの市長が27日、派遣の停止を求める書簡を議会に送付した。

*内容を追加しました。