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この配置転換の主な目的は2つ、
① 米軍のNATOとの連携強化
② ロシアとの対決に向けてより即応可能で抑止力のある配置
 ドイツは、冷戦時代、東ドイツに駐留するソ連軍と対峙する最前線でした。冷戦後のドイツは、米軍が主に作戦を行った旧ユーゴスラビア、イラク、アフガニスタンなどに展開するための後方の根拠地となりました。
 今後、米軍の中東への関与は減り、ロシアと対峙することになります。特に警戒されるのは、ウクライナ、リトアニアなどバルト3国、他の北欧、東欧諸国です。
 ドイツに駐留してきた米軍3万6千人の内、2万4千人はドイツに残ることになります。1万2千人が再配置されます。このうち、即座にヨーロッパ内で配置転換されるのは、5,400人です。6,400人は、一度米国に戻ります。ヨーロッパ内の主な配置転換は、
・ベルギーに2千人。これは、米軍ヨーロッパ軍司令部(USEUCOM)と米軍アフリカ軍(USAFRICOM)の司令部をドイツからベルギーに移す、というものです。ベルギーにはNATOの司令部があります。
・「バルト海周辺国」というのは、ポーランドへの再配置でしょう。
・イタリアには従来から1万2千人の米軍が駐留していますが、ここにドイツから、主に空軍を配置転換する見込みです。紛争地であるシリアやリビアに空軍を展開する場合、イタリアを基地とするのが妥当です。
 2001年以降、米軍は中東を中心に、単独での作戦が多かったですが、今後ロシアとの対決に注力するためにはヨーロッパ諸国との連携が不可欠であり、つまりNATOの連携を強化する必要があります。
「米国はいいカモにはならない。ドイツが必要な拠出を行っていないために在独米軍を縮小する。極めて単純だ」と述べたとの記事。あまりにも率直な表現に驚く。
再選となればこの動きですが、そうならないと大統領選挙までの限定措置。
在独米軍のアメリカに戻す部隊のうち、一定数はアジアに再配置される可能性が高そうな気がします。特に東シナ海や南シナ海などアジアの中でも緊張が増している地域での軍備増強が活発化するかもしれません。
米軍が、ドイツに駐留する約3万6000人のうち約1万2000人を削減すると発表しているようです。「ただ削減分の半数はロシアとの緊張の高まりに対応するため、欧州の別の場所に再配置する」とのこと。トランプ大統領の決定によるものです。