日本郵政大量処分 「結局責任は現場に」局員にくすぶる声 増田社長の「責任明確化」に

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
記者会見で処分内容の発表をする増田寛也・日本郵政社長(中央)。右は千田哲也・かんぽ生命社長、左は衣川和秀・日本郵便社長=東京都千代田区で2020年7月29日午後4時2分、宮間俊樹撮影
記者会見で処分内容の発表をする増田寛也・日本郵政社長(中央)。右は千田哲也・かんぽ生命社長、左は衣川和秀・日本郵便社長=東京都千代田区で2020年7月29日午後4時2分、宮間俊樹撮影

 かんぽ生命保険の不正販売問題で、日本郵政グループが社員の大量処分に踏み切った。営業担当者の懲戒解雇といった厳しい処分も含まれており、問題に対して厳格な姿勢を示した形だ。日本郵政の増田寛也社長は、自粛している保険商品の営業再開に前向きな姿勢をみせるが、郵便局員の間では「結局責任をかぶせられているのは現場だけ」との不満がくすぶっている。

 「過去に例のない不祥事に関し責任を明確化した」。増田氏は29日の記者会見で、そう強調した。今回の処分では、現場の郵便局員6人を懲戒解雇とした。茨城県や福岡県、東京都などの郵便局員で、30~50代の課長や課長代理という。日本郵便の説明…

この記事は有料記事です。

残り807文字(全文1092文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月