AIブーム終焉の意味するところ
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インターネットを例に取ると、1995年をインターネット元年とするならば多くの有名インターネット系企業が10年以内に創業するかいまの業態への転換を行っています。例えば、Amazon、Google、Facebook、Apple (Jobs復活という意味で)。もちろん、その後も続々と有名企業は出てきました。
ソフトバンクがADSLのモデムを無料で配ったのも2003年頃です。10年以内。その頃になると過度な期待感や「よくわからない怖いもの」感は薄れてきて、インフラになっていきます。当時は普通でしたが、いまどき「インターネットってよくわからないんだけどすごいんでしょ?勉強したいんだよね」と言わないですよね。
いまのAIブームはDNNがコンテストで優勝した2012年が始まりでしょう。もうすぐ10年です。AIも終わったのではなく始まったのだと思います。アラヤの金井さんによる、わかりやすく真摯なAIビジネスの現在地の解説。ど真ん中の人だからこそ、こういう日が来るのは分かってらっしゃっただろうし、そういった方々は今後も落胆するでもなく粛粛と取り組んでいかれるのだろう。
“そして明らかなのは、AI自体を商品とするビジネスをスケールさせるというのは非常に難しいということだ。AIを必要とする仕事は無数にあるのだが、現在の技術だと、その都度作ることになり、根本的にスケールするビジネスとしての展開を設計するのが難しい”> AIブームとは何かというと、①市場やビジネスの観点からの実質をAIへの過剰な期待と、もう一つ、②AI研究の革新的成果への熱狂の2つの側面があると思っている。
共感できる記事。AIブームには継続することが難しいほど過度なビジネス的な期待があったように感じる。その過度な期待がAI関連の研究開発に少なからず牽引していたように思う。
個人的にはAIブームが終わった後に生き残るAIに期待したい。