航空大手ANA 1088億円の最終赤字 移動自粛などコロナ影響
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ANAの決算に戦慄。
決算短信見ました。長期借入金の残高が4,000憶円増えておりました。このデットファイナンスで凌ぐかたち。
しかしバーンレート(グロス)が「約900~1,000億円/月」程度。
売上も昨年四半期比で激減。
このままコロナ禍が続いたら持たない印象です。。
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【2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)】
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9202/tdnet/1863942/00.pdf
<B/S(貸借対照表)(※As of 2020.3.31→2020.6.30)>
・資産:2兆5,601億円→2兆8,573億円
- 流動資産:5,711億円→8,383億円
-- 現金及び預金:1,094億円→5,169億円
・負債:1兆4,912億円→1兆8,830億円
- 流動負債:5,305億円→5,211億円
- 非流動負債:9,607億円→1兆3,619億円
-- 長期借入金:4,169億円→8,253億円
・純資産:1兆688億円→9,743憶円
- 利益剰余金:5,508億円→4,409億円
(流動比率):107.7%→160.9%
(純資産比率):41.8%→34.1%
<P/L(損益計算書)(※2019.4.1~2019.6.30→2020.4.1~2020.6.30)>
・売上高:5,005億円→1,216億円
・営業利益:161億円→▲1,590億円
・純利益:113億円→▲1,104億円
(営業利益率):3.2%→赤字
-----この問題は、航空会社だけの問題でなく、稼働させないと金融危機に発展する可能性も抱えています。
航空機ファイナンスは、邦銀もかなり抱えていたので、コベナンツにヒットしてくると、どこかで火を吹き始めます。航空二社の数千億円の赤字と、政府による資本注入で止められるなら、まだ可愛いものという考え方もあるやもしれません。