[28日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックス<SBUX.O>が28日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、世界の既存店売上高が市場予想よりも小幅な減少にとどまった。新型コロナウイルス流行に伴い休業していた店舗の大半が営業を再開し、事業は世界的に「安定的な回復」を示しているとした。

スタバの株価は引け後の時間外取引で約3%上昇した。

世界の既存店売上高は40%減。リフィニティブのまとめたアナリスト予想は42.05%減だった。主要市場の米州では41%減となったものの、予想の42.82%よりは小幅な落ち込みにとどまった。

純売上高は前年同期比約38%減の42億2000万ドル。予想の40億7000万ドルは上回った。

同社帰属の純損失は6億7840万ドル(1株当り0.58ドル)。前年同期は13億7000万ドル(同1.12ドル)の利益だった。

現時点で世界の店舗の約97%が営業を再開。うち米国内では96%、中国では99%となっている。

しかし、第4・四半期(7─9月)の世界既存店売上高は12%減、通期では17%減と予想した。