韓国政府が繰り出した「首都移転」カード 不動産対策か選挙目当てか、16年前には違憲判決
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韓国で不動産の異常な上昇。若い世代は現政権に嫌気がさしている。首都移転はあるか。いろいろな思惑が絡むし、実行するには時間が足りない。財界は「ソウルブランド」が好きだ。なるほど。それでは、文在寅大統領の発想は、もともと社会主義的な発想が目立つのだから、いっそのこと不動産私有を禁止して国家が所有して、国家が個人に対して70年程度のレンタルで貸し出すというアイデアを政権が打ち出す可能性はないだろうか？ないだろうなぁ。
「首都移転」まではいかないにしても行政基盤はほとんどが世宗市に移ってしまいました。大田（テジョン）市に隣接するこの市の不動産は高騰しています。高速鉄道を使えばソウルから1時間ほどで移動できるため、日本で言うと東京の霞ヶ関が宇都宮近辺にあるような感覚でしょう。不動産価格は常に上昇をし続けており、不動産投資は日本以上に盛んです。若い世代にとっては不動産のために苦しんでいる現状があり、それが世代間の格差を生み出しているのです。
首都移転するための準備はできていますが、ソウルからそれほど遠く無い場所のためソウルは経済の首都として動くことは無いでしょう。とりあえず大企業の本社機能を全て世宗市に持っていくことから手をつけたとしてもソウル一極集中を解消することはできません。そもそも社会インフラがソウルに集中するように整備されているため、首都移転するにしても長い時間がかかりそうです。
