流しタクシーはもういらない?広がるオンデマンド型交通
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これ実は既存のタクシー産業にとっては、危機ではなくて大チャンス。
よく新しい交通サービスが頭角を表すと「タクシー or 新交通手段」という評論をされるが、現実を分析するとどこの国でも実際は全く違ったりする。
交通政策や都市工学を学ぶ人が、イロハのイとして学ぶ概念に交通分担率という概念があるけれど、「100人のヒトが同じA地点からB地点に移動するのにどんな手段を使ったかを分析する」という考え方がある。
大都市で、記事にあるMOIAやVIAが提供するある種”オンデマンド型シャトル”とも言えるようなサービスを提供した場合、最も交通分担率のシェアを奪われるのはタクシーではなく、鉄道やバスになるというのは、交通分担率の調査に携わったことがあるひとが論じれば大勢の意見では。
お客さんを奪われる心配をしなけれいけないのはタクシー産業ではなく鉄道やバスの方。指定されば場所までちょっと歩く、というのはUber Poolと似たようなコンセプトですね。
昔、NP内で「呼ぶと迎車料金がかかるのに対し、流しを捕まえるとかからない。流しの方を使ってくれと言われているみたいだ。」と発言したら関係者から「燃料使って迎えに行ってるんだから」と教えていただいたことがあります。(教えられ方はかなりアンマイルドでしたけど)
迎車料金を取らない地域があること(私の生まれ故郷はそうでした)、流しや待機も結局エンジンをかけている限り燃料は使っていることなどはどう説明してくださるのか疑問に思っています。
また、この記事では「流しで燃料の無駄を生じさせることなく、ドライバーも利用者も少しだけ動いてwin-win」という意図の記事だと思うので、やはり流しもそれなりのコストかけていますよね。次のお客さんを流しで見つけるまでの空いてしまう時間と走行距離の統計を知りたいです。
乗客がちょっと歩いて割引と時間短縮 — Uber Express Poolとは
https://tarosite.net/how-uber-express-pool-works-4e7189889baf1年で200万人の利用実績はすごい!(1日5500人くらい)
記事タイトルの投げかけについてはおいといて、オンデマンド型シャトルバスのサービスがここ5年で当たり前になりつつありますね。(流しタクシーが走っているのは日本くらいなもので、ロサンゼルスで予約配車のタクシーがメインです。緊急時のとかなどにサッと乗れるUXを越えられれば別ですが)
今年はタクシーでも相乗りも解禁されたので、バスとタクシーの双方の利点を取り入れたニューノーマルな交通機関として期待しています。