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首相官邸による「三権分立」図の修正、
どうして「世論」を入れてしまうのでしょう…

「世論」を書くなら
「国民→国会」にも書くべきですし、

議院内閣制における内閣のコントロールは
国会を通じて行われるのがメインです。
それに比べて世論の与える影響力は、
何かしらの制度に裏付けられているわけではありません
(しいて言えばパブリックコメント制度??)

また、「裁判所→内閣」が「法令」の違法性審査のままなのも気になります
「法令」に含まれる「法律」と「命令」のうち、「法律」は国会が定めるものですから、ここは、「命令」の違法性審査とすべきところです。

もちろん、今回の修正が、衆議院のHP掲載の図に依拠したものだということは分かります。

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkai/kokkai_sankenbunritsu.htm
※こちらでは、「法令」の間違いはなく、適切な表記がされています

このような図は、昔、小中学校の授業でも目にしましたが、
この図自体、図の綺麗さや対称性にこだわりすぎて、
本来の有り様とはかけ離れてしまっているものです

実際に、みんな、統治機構について、
小中学校で不正確な教育を受けた結果、
大学の法学部に来て、憲法の本を読んでも全く理解できず、
結局、統治分野が苦手でそのまま卒業して公務員になったりします

国会・内閣・裁判所がどのように正統性を得て、
どのように均衡を保っているのかは、
国の根幹であるからこそ、子供の頃から
「わかりやすさ」重視ではなく、
正確な知識を伝達してほしいです
>修正前の図では、内閣から国民に向かって「行政」と矢印が書かれていた

炎上するような意図はなかったのでしょう(^_^;)

司法権は、国民(法人を含む)が裁判所に提訴した案件に限って判断する期間です。

国会は、選挙の時だけ国民の意見が反映された国会議員が選ばれるだけです。

それに対し、行政は、常時国民の権利義務に関わりを持っていますし、警察権をはじめとして国民に作用を及ぼすものです。

司法は完全に能動的な機関であり、立法府の構成員は選挙の時だけに選出される。
それに対し、行政は、立法府がつくった法律に基づき能動的に国民に働きかける存在です。

もしかしたら、この図を作成したのは、田中二郎先生の「行政」の定義を支持していたのかも知れませんね。
今の通説である行政控除説よりも、よく練られた説だと(個人的には)思っています。