[24日 ロイター] - 米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)<AXP.N>が24日発表した第2・四半期決算は85%の減益となった。新型コロナウイルス感染抑制に向けた世界的なロックダウン(都市封鎖)がカード利用に響いた。

また、将来の貸し倒れに備えた引当金6億2800万を積み増したことで、連結ベースの損失引当金が16億ドルと、前年同期の8億6100万ドルから急拡大したことも業績を圧迫した。

1株利益は0.29ドルと、前年同期の2.07ドルから減少。リフィニティブのまとめたアナリスト予想は0.11ドルの赤字だった。

金利費用を除く総収入も29.2%減の76億7000万ドル。市場予想の24.8%減を超える落ち込みとなった。

スクエリ最高経営責任者(CEO)は「顧客の支出総額は4月に最も落ち込み、5、6月にかけて緩やかに改善した」と述べた。

全体の支出額は同四半期に3分の1超減少。とりわけ、個人および企業の旅行や娯楽向け支出は87%落ち込んだ。