「GoToキャンペーン」の虚無を言語化する
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GoToの現状の構造的な課題について有料noteにまとめさせていただいたのですが、2日で50000PVくらいの反響をいただいたので僭越ながらこちらでもPickさせていただきます。
■GoToが今どうなっているのかを誰も知らない
■旅行事業者視点での問題点
①特定企業による制度設計
②情報の非対称性
③狂ったタイムライン
④間に合わない実装
⑤(おそらく)秒で消化される予算
⑥限られたマーケティング効果
⑦リーダーの不在、全ステークホルダーの混乱
■ホテル事業者視点の問題点
①複雑かつ抜け穴の多い制度
②情報の錯綜
③煩雑なオペレーション
④限られた販促効果
■マクロ的な問題点
①旅行需要の喚起につながっていない
②ステークホルダーのいずれにもイニシアチブがない
③ポイントオブノーリターン
■お気持ち表明
注目のコメント
noteの記事を拝見して「④センシティブな内容の可能性があり不特定多数の目につくことを避けるために有料記事(マガジン購読者は閲覧可)とさせていただくことをご了承ください。」との一文にPickしても良いものかと考えておりましたが、ご本人もこちらでPickされていらしゃるので可としました。
この記事は、混乱を極めている現状を事業者(宿泊事業者と旅行事業者)の双方の観点から詳しくまとめていただいています。
そして多くの関係者が懸念している悪い予感を明確に言語化してるものです。
多くの業界関係者は少しでもこのキャンペーンが良いものになるよう、当初の狙いに少しでも近づけるよう、そして自社の生き残りをかけて取り組んでいます。
消費者の皆様には、新しい旅のエチケットに代表される感染予防策をとりつつ、家族旅行などに出かけていただければと思っています。
我々宿泊事業者もできる安全安心の対策はしっかりとってお待ちしております。このノートに書かれていることはいまだ進行形で、
関係業者はまるで間違い探しゲームのように
観光庁やJATAのサイトをみています。
まさにしれっと内容が変わっていくのです、未だに。
目次にその単語はでていませんが、
宿泊事業者が直販するためには
「第三者機関」を通す、
いうのが個人的にはこの騒動のハイライトです。
なんじゃ第三者機関とは。
まったく不明瞭な注釈がポツポツつけられたのちに、
昨夜正式に第三者機関として発表されたのは株式会社ピアトゥーが運営するStay Naviという予約エンジンただ一社。
今の今までほとんどの方が知らないニューフェイス。
(ここからがまた長い話がある)
Go to には参画しないとSNSで意思表明する事業者の方もポツポツ出てきました。
ほとんどの業者がそれを思い、
それでも馴染みの顧客や新規ゲストに少しでも利があるように、との思いを捨てきれず、
疲弊しながらも今日も情報が出るのを待つのでしょう。
1895億円という巨大な運営費。
運営委員会はまったくの不透明。
多様性とは程遠い、旧来システムに利が集中するデザイン。
(龍崎さん率いるチルンの若い人たちは徹底的にシェアの精神)
脱OTAを目指さなければ小規模の生き残る道はない、と認識できたのは、今回の事でとても良かったことです。
旅は本来、日常のルーティンから自分を切り離す行為。
事業者たる自分がこんなことにカリカリしていては本末転倒であるかもしれません。