欧州で心配な「借入需要急増と銀行の貸し渋り」
東洋経済オンライン
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日本語メディアはあまり追えていないのですが、ECB政策理事会後の会見ではECBが四半期に一度実施する「貸出態度調査」が話題になりました。来期(つまり今期)以降、融資保証制度が各国で期限切れになるに伴って貸出態度の厳格化が顕著になる見込みです。また、借り入れ需要の急騰はリーマン時を圧倒的に超えており、しかもその動機の大半が運転資金となっています。
ロックダウンは企業から売り上げを消滅させ、資本を奪い取る政策である、ということが顕著に出た結果と言えるでしょう。政策効果失効に伴い懸念される崖効果(cliff-edge effect)を回避できるかが当面の鍵です。