準強制わいせつに問われた乳腺外科医は、どうして逆転有罪判決になったのか。【女性患者側弁護士が解説】
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注目のコメント
この判決で、女性の診察を絶対に1人では行わないと誓った男性医師は多いでしょう。
これは、30年以上前から常識なのですが、現場は必ずしも理想的状態ではありません。
実際、わたし自身、女性の乳腺の超音波検査をやろうとして、看護師や臨床検査技師に付いてくれと頼んだところ忙しさを理由に拒否されてしまい、仕方なく、1人でもくもくと検査したことがあります。今後は、もし誰もついてくれなかったら、診療そのものをやめようと思います。院長が別にいれば、付き添い命令を出してもらおうと思います。
看護師がいない開業医とか、看護師のいない時間帯は、どうするんですかね？ それを理由として、女性の診療を拒否できるようになれば、この裁判には意味があったということになります。
正直、この男性医の行為は、全くの白とは言いがたいところがあります。医師のコミュニティでも大方同意見です。少数ですが、有罪だろうと主張する医師もいます。
