[ニューデリー 21日 ロイター] - インドのゴヤル商工相は21日、インドと米国は2年にわたる通商交渉を経て、合意に近づいていると明らかにした。米印ビジネス協議会のオンライン会合で語った。

関係者によると、インドは米国にジェネリック(後発)医薬品に関して譲歩を求めており、その見返りとして乳製品市場の開放や農産品の関税引き下げなどを提案している。

両国はまた、米国がインドに対する「一般特恵関税制度(GSP)」の適用を復活させることも協議中。GSPの下、インドはあらゆる製品を無関税で米国に輸出することができたが、トランプ米政権は昨年、インド市場へのアクセスに障壁があるとしてインドをGSPの適用から除外した。

ゴヤル氏は21日、インド政府と米政府は50─100項目の製品・サービスについて、締結まで数年かかる自由貿易協定(FTA)を目指すよりも、まず特恵貿易協定(PTA)の締結を目指すべきとの考えを示した。